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今回の講師は新しく国際協力推進員に着任した、藤田かおりさんです。
藤田さんは青年海外協力隊員として、ケニアで活動をしていました。前半はケニアの紹介です。 |
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ケニアの“衣”。
藤田さんが腰に巻いているのは「カンガ」と呼ばれる布です。この「カンガ」はものすご~くたくさんの使用方法があります。腰に巻いたり、頭に巻いたり、赤ちゃんのだっこ紐になったり…。日本の風呂敷のようですね!
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ケニアの“住”
「こちらの写真は何をしている様子でしょうか?」
正解はシャワーのためのお湯をつくっているところです。
藤田さんは2年半のケニア生活で、このバケツ1杯分のお湯で全身をきれいに洗うことができるようになったそうです。
シャワーを使っているとなかなかお湯や水の大切さはわかりませんが、最初から使える量が決まっていると意識するようになりますね。 |
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さて、講座の後半は難民の気持ちになってみよう!
と、いうことで自国で内戦が起こったという設定です。逃げる時間があまりない中で、9つだけ何かを持っていけます。さて、何を持っていきますか?
家族という設定のグループで話し合います。 |
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厳選した9つのもの。
しかし、ここで行く手には川が!!!舟に乗るためにはこの9つを3つにしぼらなければなりません!考えている時間はありません、1分以内で決めないと!!
最終的にそれぞれの家族が出した答えがこちら。
水、食料、お金という意見が多いですね。 |
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最後に、実際の難民が持って逃げたものを藤田さんは教えてくれました。
それは、薬、貴金属、国外の親戚や知り合いの連絡先だそうです。
内戦になるとお金の価値はなくなります。それよりも金の方が価値があるのです。
講座の最初に書いた「自分が誕生日に欲しいもの」と「生きるために本当に必要
なもの」を比べてみて、参加したみんなも日々の生活を考えなおしたよ うです。 |