国際交流サロン「結婚・家族のカタチ in the world」(2019年11月24日)
 

バングラデシュ、ドイツ、モザンビーク、ペルー、韓国、ウズベキスタン…
6か国のゲストをお招きして、「結婚・家族」をテーマにパネルディスカッションを行いました。

レインボープライド愛媛代表のエディさんの進行で、事前に準備をしていた質問に答えていただきました。
質問とゲストのみなさんの回答は下(PDF)にまとめていますので、ご覧ください。

お話の中で印象に残った部分をピックアップ↓

<バングラデシュ>

国民の大半がイスラム教徒のバングラデシュは、成人のほぼ100%が結婚をするということ。
早く結婚した方がいいとされており、女性の平均初婚年齢は18.6歳(2011年)です。
宗教上、結婚前に同棲することは禁じられているため、事実婚はほとんどないそうです。

<ドイツ>

今回参加した国の中で唯一同性婚を認めているドイツでは事実婚も多く、「結婚は個人の自由」という意識が強いようです。
結婚式にもお金はかけず、「結婚式よりもその後にお金を残しておく」という合理的な考え方を持っているとのことです。

<モザンビーク>

モザンビークも全体の70~80%は結婚するそうで、早く子どもをもつことが望まれているそうです。
数字にも表れており、合計特殊出生率(一人の女性が15~49歳までに産む子どもの数の平均)は4.92(2017年)です。

<ペルー>

ペルーでは結婚式が2つあります。
1つは宗教上の結婚式。国民の大多数がカトリック教徒であるため、教会でキリスト教式のものを挙げます。
もう1つは社会的な結婚式として、役所で法的な手続きを行います。
この手続きには手間も時間もかかり、予約をとるのも一苦労だそうです。

<韓国>

未婚率や少子化など、何かと日本と似ているところが多い韓国ですが、大きく違いを感じるのは家族に対する意識だそうです。
韓国では家族の行事(誕生日、記念日、法事など)を大切にしているということです。

<ウズベキスタン>

ウズベキスタンでは仲人式のお見合いが主流。
仲人が家柄や地位をもとにお見合い相手を見つけてきて、まずはデートをします。
お互いに気に入った段階で健康診断を受け、その結果で結婚するかを判断するそうです。
診断結果次第では破談ということも十分あり得るということ。
ウズベキスタンでは結婚式も非常に大掛かりでお金がかかります。
結婚式にかかる費用は親が準備するのが普通で、そのかわりに親の老後は子どもが責任をもってみます。

地理的には遠い国であるドイツの結婚式の風習(ブーケトスなど)が日本でも行われている一方、お隣の韓国とは似ているようで違うところがたくさんあったり…
こうして1つのテーマをもとに比較してみるととても面白いですね。
海外のことを知るのはやっぱり楽しい!

来年(2020年)1月19日に開催する「地球人まつり」ではもっとたくさんの国が集合します。
ぜひみなさん遊びにきてくださいね♪

質問とゲストのみなさんの回答をこちらにまとめています。ご参考ください。

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