「大変?大変じゃない!?松山で生活するイスラム教徒(ムスリム)の日常」(2021年8月28日)

松山在住のイスラム教徒(以下:ムスリム)であるクスマさんをお招きし、ムスリムとしての松山での生活についてお話をして頂きました。

 

まずはクスマさんのプレゼンを皆で聞きました。

よく聞くハラールはイスラム教で「許さたもの」「合法」という意味だそうです。
逆に、禁止されているものは、ハラームといい、豚肉や飲酒・博打等があります。

  

ハラームのものは決して多くなく、ハラール食品も簡単に入手できるとのことでした。
ハラール食品や食材を取り扱っているスーパーや、クスマさんが良く行かれるレストランも教えて頂きました!

ムスリムの方はお祈りを1日5回されるそうです。
昼と午後のお祈りの時間は就業中ですが、クスマさんの会社ではお祈り用の部屋を設けてくれており、お祈りの時間もトイレ休憩やタバコ休憩のようなブレイクタイムとして考えてくれているそうです。
こんな風に他宗教の方への配慮が学校や社会全体で当たり前になったらいいですよね。

松山にはモスクはありませんが、ムスリムの方があつまるイスラム文化センターがあります。
ここではハラール食品を購入できたり、お祈りやお祝いの際に集まるそうです。
将来松山にモスクができることが、クスマさんの願いだそうです。

プレゼンテーションの後は質問コーナー!
Zoom参加者・YouTubeライブ視聴者の方からもたくさんの質問を頂きました。
質問の内容を一部だけご紹介します。

Q.日本語が分からないムスリムの方はどうやってハラール食品を見分けているの?
A.HALAL JAPANのFacebookアカウントに日本のハラール食の情報があり、英語で質問もできます。

Q.「病院で困ったことはありますか?女性は女医さんがいいのでしょうか?」
A.「様々なサポートがあるので、そこまで困ったことはありません。
人にもよりますが、ムスリムの教えの中では専門のことは専門の人に任せなさいと言われています。
なので私は、専門=医師の方に自分の病気を治してもらう際に、医師の方の性別は気にしていません」

Q.「ムスリムの方は恋愛結婚が多いですか?それともお見合いが多いですか?」
A.「正確にはわかりませんが、半分半分だと思います。私の4人兄弟の内2人は恋愛で2人は紹介です。
私の周りは恋愛結婚が多いです。」

 

一時間半のイベントでしたが、あっという間でした!
参加者の皆様からは「松山にもハラール食品を取り扱うお店があると知って驚いた」
「ムスリムの方をとても身近に感じるようになりました!」等感想を頂きました。
今回は急遽オンライン開催となりましたが、多くの方にご参加頂きました。
またYouTubeライブ配信も初めての試みとして行いましたが、無事放送できてホッとしております。
クスマさん、参加者の皆様ありがとうございました!

 

まつやま国際交流センター(MIC)では、不定期に国際交流サロンを開催しています。
随時ホームページやフェイスブック等でご案内しておりますので、次回をお楽しみに!

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