調理の前に、「ハラール」の紹介です。
「ハラール」とは、イスラム法上合法なもののことをいい、例えば野菜、果物、魚、卵、牛乳、イスラムの方式に従って屠畜された動物の肉が含まれます。

一方、禁じられているものは「ハラーム」と呼ばれ、豚や犬、死んだ動物の肉、イスラムの方式にしたがって屠畜されなかった動物の肉、酒などが含まれます。

また、例えば豚と言ってもその派生品としてゼラチンやコラーゲン、グリセリンなどから作られるアイスクリームやヨーグルト、マーガリンなどの食品や化粧品の中にもハラームになるものがあります。

更に注意しなければならないのは調味料です。
味噌やみりん、しょうゆなど日本料理に欠かせない調味料にはアルコールが含まれるものが多くあります。
アルコールの含まれていない商品もあるので原材料をよく見ることが大切です。
お酒でも「アルコールを飛ばすから大丈夫」というのは間違いだそうです。

「あれこれ禁止されて、作るものがないじゃない！」と思った方、ご安心ください。
ＦＦ考案のハラール対応メニューをご紹介します。

日本でハラールに対応した商品を見つけるのに苦労をされているのかもしれません。

また他の留学生は「これまで日本の家庭料理を食べる機会がなかった。帰国前にこのような機会を得ることができてよかった」、と熱心に調理していました。

一方日本人からは、「自分の知っている料理でハラールに対応できるということで敷居が低くなった」、「ムスリムの方を身近に感じることができた」といった感想をいただきました。

ＦＦのみなさんには昨年秋に今回の講師の依頼をし、それ以来念入りに準備してくださいました。
このイベントのために講座に参加するなどしてハラールフードについて勉強してくださり、ＭＩＣスタッフとも打ち合わせを重ねてこられました。
「私もハラールについての知識はそんなになかったけれど、情報はインターネットなどから簡単に得ることができます。今回のイベントで壁をなくしてもらえたら。」という言葉が印象的でした。
本当にありがとうございました。

フレンドシップ・フォース愛媛
http://ffehime.jp/