「外国語観光ガイド講座」英語平日講座のフィールドワークを湯築城跡で行いました。
講座では10月から6回にわたって「湯築城跡」をテーマに、湯築城や中世の武士の生活に関する知識に加えて、英語を使った観光ガイドのポイントを学んできました。 この日はその集大成として、6名の外国人ゲストを招き、模擬ガイドを行いました。
資料館では河野氏の歴史や公園全体を概観。
ガイドのポイントその① →→ノートを読まないこと
先生が毎回強調するのが、「ノートを読みながら説明するな」ということです。 全て暗記しろというわけではなく、ノートを確認しながら説明するのはOKなのですが、それをただ読むというのはNGだということです。 今回、みなさんそのポイントに従い、学んだことを自分の言葉で伝えていました。
資料館にはその他にも中世の武士の生活の様子が展示されています。
ガイドのポイントその② →→「誰が」「いつ」「何のために」「どのように」を中心にシンプルに説明する
学んだ知識を全て伝えたい…という気持ちがあっても、それを全部出しきらないのが本当に優れたガイドです。 特に相手が外国人の場合、日本文化についての基本的な知識がないこともしばしば。 わかりやすくシンプルな情報が 例えば“素焼きの盃”を説明するときは、“武士が”“戦いの前に”“最後の盃をかわし”“1回で捨てる”といった基本となる情報に絞ると記憶にも残りますよね。
復元された武家屋敷の中… 「武士たちは何をしているのでしょう?」とゲストに問いかけています。
ガイドのポイントその③ →→コミュニケーションをとる
一方的に説明をするのではなく、相手の国と比較したり、質問するなどして、コミュニケーションをとりながらのガイドをみなさん心がけています。
ここでは中世の建築技術が紹介されています。
ガイドのポイントその④ →→体験してもらう
木組みのパズルや甲冑の試着など体験できることは外国人にも人気です。
ガイドが終わった後も話に花が咲きます。 今回は外国人ゲストのみなさんから、今日のガイドのフィードバックをたくさんいただきました。
ゲストのみなさん、受講生のみなさん、お疲れ様でした。
まつやま国際交流センター(MIC)では、松山市内に在住の外国人市民の方や、 松山を訪れる外国人のサポート・ガイドしてくださる方、志す方を対象に 「外国語観光ガイド講座」を年間2回開講しています。 毎年春(3月頃)、秋(9月頃)に、当ホームページやMICメールニュースなどで 開講講座のご案内をしておりますので、ぜひご受講ください。
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