貿易ゲーム de なるほど THE ワールド
〜 シミュレーションゲームを通して見えてくる!? 世界の不均衡 〜
(2011年1月30日)

 独立行政法人国際協力機構四国支部(JICA四国)愛媛デスク横内氏を講師に迎え、コムズフェスティバルの一環として「貿易ゲーム de なるほど THE ワールド 〜シミュレーションゲームを通して見えてくる!? 世界の不均衡〜 を開催しました。現在の世界情勢を基に、資源と技術のある国、資源は無いが技術力のある国、資源はあるが技術の無い国、資源も技術も乏しい国・・・などに分かれて富を競い合い、私たちが住むこの世界の現実をシミュレーションを通して体験することで、先進国と発展途上国間の格差について改めて考えさせられました。

貿易ゲームとは、グループごとに現実の国をモデルにした仮想国に分かれ、予めその国力の差を元に配分された、資源に見立てた「紙」と、技術力に見立てたはさみ、高度な技術に見立てた「分度器・定規」を用いて、市場で高く取引できる質の高い製品を作り、多くの富を得ることを目指します。現実のように、資源を輸出する国、輸入しなければならない国。技術力に優れている国、劣っている国。富を持つ国、持たない国。・・・など、様々な国が存在します。 この貿易ゲームの過程では、自ら持つ資源、技術力を活用するだけではなく、さらに国力を強くするために、富を原資として、他国から資源や技術を買いいれたり、それらを売って富を得るための交渉もします。売買交渉の過程では、駆け引きをしたり、現実のように騙したり騙されたり、不平等な取引があったりと、世界の縮図を身を持って体験しました。 技術力が低ければ製品の質が悪く、またその価格が安いため富が得られない、資源が無ければ物を生産することが出来ない・・・悪循環に陥る発展途上国と、既に資源や技術を持ち、それらを元に簡単に富を得られる先進国。富を持つ者はますます富み、貧しいものはますます貧しくなる・・・という私たちの住む世界の現実。参加者の皆さんは、この貿易ゲームを通し、現実世界の不平等について、改めて考える機会を持つことが出来ました。 日本の食料自給率は約40%で、残り60%を外国から輸入に頼ってますが、そのうち3分の1の食料を食べずに廃棄しています。そして、日本で廃棄している食糧の量は、世界の国々が途上国に援助する食糧の合計より多いそうです。また、廃棄物処理のための費用は、日本人1人あたり14600円ですが、国際協力のための支出金額は、1人当たり6000円に過ぎません。日本は物のあふれる豊かな国ですが、一方、世界には、多くの飢えている人々、貧しい人々がいる現実を、皆さんはどのように思いますか。


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